足場工事の安全対策は?足場工事で多い事故についても解説
足場工事は組み立てや解体において、いずれも高所作業が必要です。
そのため、様々な安全装置の設置などを行い、施工時の労働災害事故を防止する必要があります。
今回は、足場工事の施工時に発生しやすい事故や現場で行われている安全対策について解説します。
足場工事で発生しやすい事故とは?
足場工事で安全対策について解説する前に、そもそも現場ではどのような工事が多いのでしょうか。
最も多いのは、足場から落ちてしまう墜落事故です。
2017年に発生した墜落事故のうち、約30件が足場からの墜落とされています。
この墜落事故をさらに細分化すると次のような原因になります。
・足場の手すりの未設置
・装備の不十分さ
足場の手すりの未設置
足場工事の現場では、場所の制約や足場の形状からやむを得ず足場のところに手すりを未設置にするケースもあります。
これが墜落事故の原因になります。
シンプルに手すりがあるとないとでは大きな違いです。
特に足場工事では足場組立中に手すり未設置の状態で、ほかの部材を取り付けることもゼロではありません。
また、最初の設計上やむを得ず手すりを設置していない一部分に対し、ほかの部材を運び込もうとしているスタッフがすり抜けて墜落してしまうということも見られるのです。
装備の不十分さ
意外に発生しているのが作業者自身の安全対策が不十分というケースです。
これはヘルメットを装着しているのに、死亡事故が起こったことから、完璧な安全対策を施す必要があります。
それは、ハーネスなどの安全帯の装着です。
高さがそこまで高くないから、作業中の邪魔になるからといった理由で安全帯を装着しない場合は、たとえヘルメットを装着していても墜落が起こってしまうのです。
また、作業に慣れているから安全帯は不要という考えでも大きな事故の引き金を作ることもあるでしょう。
いずれにしても作業者自身が原因になって墜落事故を引き起こしてしまうこともゼロではないのです。
足場工事の安全対策は?
足場工事の安全対策は管理と、十分な知識の習得、そしてそれらの実施です。
まず管理としては、管理者が周囲へ安全帯装着の励行を厳しく管理することが重要です。
また、足場組立作業主任者と呼ばれる有資格者が管理者となって、適切な足場工事の安全対策を指示することも必要になってきます。
次に部材の錆や劣化、破損をチェックし、部材の管理を行うことも安全対策の重要なポイントです。
頻繁に利用していると気づいたら足場の部材が錆だらけになっていたり破損していたりといったことが起こります。
次に現場での作業者側の視点としては、法律で定められている特別教育などで知識の吸収を受けるようにすることも重要です。
また、管理者と共通してるポイントですが、墜落防止の安全対策としてヘルメットの着用を確実に行うことや安全帯の装着をきちんと行うこと、さらに天候があれている場合は、工事の中止をいち早く決定し、後日のスケジュールを調整するようにすることもポイントです。
雨でなくとも強風が吹き荒れているタイミングで強行すると、想像以上の被害を受けることも少なくありません。
つい効率を追求しがちになりますが、やはり重要なのは人命です。
天候が悪くなったら、速やかに中止しスケジュールの変更を検討するようにします。
まとめ
今回は足場工事で発生しやすい事故や現場における安全対策について解説しました。
足場は高所作業になるため、常に安全対策について点検を行い、事故防止に努める必要があります。
足場工事関連の資格や講習などで知識を蓄えつつ、安全な現場を実現することが重要です。
高さのある場所での作業になるため、安全には常に注意して施工するようにしましょう。
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