憧れの鳶職!なりたい職種だけど資格って必要?求人内容をチェック
建設現場では様々な職種の方々が活躍します。
そのうちのひとつに「鳶職」という職業があります。
一般の方でも、屋根塗装や外壁塗装の高所現場で、器用にひょいひょい作業をしているイメージがあるかと思います。
しかし、具体的な仕事内容については知らない方も多いでしょう。
そこで今回は鳶職の仕事について紹介していきたいと思います。新卒者をはじめ、憧れの鳶職になりたい方の参考になれば幸いです。
仕事内容
鳶職は、建設作業の中でも高所での作業を専門にします。
しかも、「足場」組立・解体をメインにしています。
他に、骨組みの組み立ても行うのが鳶職の仕事です。
鳶職になるためには、集中力と技術力が求められるともいわれています。
ある程度のスキルがないと務まらないのか、その部分もわかりやすくご紹介していきます。
鳶職の職種について
鳶職といっても作業現場すべてに就くことはマレです。主に3つの職種に分けられています。
足場鳶
足場の設置を行う鳶職です。
一般住宅をメインにしている業者も多く、これから建設作業に携わる様々な職人さんの安全性を確保するために足場の組立を担います。
鉄骨鳶
大型ビルなどの鉄骨造の建築物において、骨組みの組立作業を行います。
鉄骨工事なので鉄骨を吊るすクレーン作業などに務めることにもなります。
重量鳶
大型機械などの重量物の設置を行います。
今回は、一般的に求人数の多い足場鳶についてご紹介します。
鳶職になるには
鳶職になりたい!と思ったら資格が必要になるのか、専門学校に通う必要になるのかと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、鳶職になるために資格や専門学校への学歴などは不問です。
求人募集しているのであれば、中卒者であれ、採用してもらえます。
資格なしでも大丈夫?
鳶職を募集するような建設会社に就職をすることにより、まずは見習いとして現場経験を踏みます。
仕事をしながら知識や技術を身につけていくような教育制度を導入する建設会社も少なくはありません。
中卒者でも鳶職になることは難しくはありません。
ただし、18歳未満の場合には、法律上、高所での作業が行えないことになっています。
それまでは、下積み時代になるので、ここでしっかりと知識を身につけておきます。
もちろん、鳶職は足場を組立・解体をメインにしており、建材も数多くあります。
重作業も多く、事故防止のために厳しい指導を受けることになります。
知識をここでしっかり身につけておけば、あとは技術を身につけるだけです。
資格について
建設会社では無資格であれ、採用してくれます。
また、18歳以上であれば、「玉掛け」「足場」「鉄骨」に関する資格を取得できるように資格支援制度を利用させてもらえます。
玉掛け資格
クレーンを操作して荷を掛けたり外したりする作業です。技能講習を修了することで取得可能です。
足場資格
5メートル以上の足場を組立・解体するときに必要になります。一定の実務経験を積んでから取得できます。
鉄骨資格
鉄骨を組立・解体するときに必要です。実務経験を積んでから取得できます。
建設会社では会社にとってもメリットになる「とび技能士免許」の取得も支援するケースが多く、3級から1級まで取得可能です。ステップアップしながら階級アップが狙えます。
まとめ
このように、無資格でも知識と経験を現場で積むことができて、それを踏まえて資格取得に臨むことができる仕組みになっています。
決して簡単にはいかない職種ですが、鳶職は決して無くなることのない職種だともいわれています。今の御時世、支援制度のある建設業界は見逃せないですね。
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